保育園で目の検査をしました

米国WelchAllyn社のスポットビジョンスクリーナーという優れもの検査機器を使って、中部地区の保育園で目の出張検査をしてきました。

幼児の目の検査って、実はとても難しいのです。

3歳児検診で目の検査があるのですが、犬などの絵を見せて指させるかどうかをチェックする程度の簡易なものです。屈折障害の8割が見逃されていると言われています。

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昨年、南部地区のある幼稚園で全園児に目の検査を行いました。今回は中部地区のある保育園の全園児と先生が対象でした。検査はひとり10秒くらい、すぐにレポートも印刷されて、実質ひとり1分くらいで終わります。

園児59名のうち、4名に屈折異常が見つかりました。異常率は6.7%で、報告されている割合とほぼ同じ状況です。乱視3名、不同視1名でした。もちろん、本人もご家族も気づいていません。

こどもの目の異常は早期発見早期治療が大切です。保育園や幼稚園での全園児を対象としたスクリーニングはとても大切だと感じています。