琉球新報7月25日朝刊19面

7月に行われた奥平智之先生の講演会の様子が琉球新報にも掲載されました。

奥平智之先生は鉄欠乏状態が招く様々な不調を紹介、特にメンタル面や体調面での不調を詳しく解説されました。柔らかい爪や筋の入った爪など、簡単に見分けるコツも伝授。

私は「見逃されている子どもの鉄欠乏」というテーマで、幼少期の脳や身体の発達・発育における鉄の重要性と、日本の現状を紹介しました。思春期のスポーツ選手にしばしば見られるアスリート貧血や、これまであまり紹介されてくることのなかった「足むずむず症候群」についてもお話ししました。琉球新報 奥平 20180725

私が現在取り組んでいるテーマに赤ちゃんの食事があります。日本では離乳食、海外では補完食と呼ばれることが多く、補完食の名前の由来は不足する栄養を補う食事という意味です。母乳は赤ちゃんにとって最高の栄養ですが、6か月頃になると鉄などいくつかの栄養素に不足が生じます。これを補っていくのが赤ちゃんの食事の一番重要な目的です。けっして乳離れを目的とするものではありません。WHOは2歳まで母乳を勧めているくらいです。

来る8月17日金曜日16時30分からイオンモールライカムで中部徳洲会病院主催の無料公開健康講座があり、「こどもの鉄欠乏と肥満」をテーマにお話しします。詳しくは中部徳洲会病院のホームページをご覧ください。
http://www.cyutoku.or.jp/service/kouza/kouza_schedule.html